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Ringo Atelier Nook ここは不思議な本の街。今日の一冊はどれを選びましょうか。

story

いらっしゃいませ、不思議な本の街へようこそ。
間も無く、朗読が始まります。時計は外してください。
その代わり、あなたにとっておきの時間が始まりますから

第1章 猫のヌックとの出会い

“あした捨てます”、と書かれた貼り紙付きで束ねられた古書の上に、丸くなって寝ていると思った子猫が、私に向かって話しかけてきた。

路上猫に似合わず綺麗な蝶ネクタイをした子猫が気になったのか、アンティーク好きとして古書のタイトルが気になったのか、あした捨てます、が、私のことのようにも思えて、いつもと違う、何かが気になって立ち止まった。

少し酔いが回ったのかな・・猫が話しかけるなんてね。

呆然と猫を眺めていると、猫は、時間を待っていたかのように、すくっと二本足で立つと、重そうに束ねられた古書を一冊、片手に持ち、路地裏へ歩きはじめて行った。

人間でいうと、小学2、3年生くらいの背丈の男の子の姿だけど、顔は猫。あれこれと考え始めると、常識に囚われてマイナス思考になる私は、考えることをやめて、子猫の後をついて歩きはじめた。

・・・人間より、猫が好き。猫は、いつも私を助けてくれる。

好き、という気持ち、一つ持って、ついていこう。

第2章未公開:続きの第2章は、本Webサイト内のどこかへ、繋がっています。第2章が公開した際に、お時間ある方はお探しくださいませ。

about this web story

このWebサイトRingo Atelier Nookは、Ringoの創作物語の世界観を表現しています。

Ringoの創作には短編、長編、ひと言だけ、一枚だけ、それぞれ絵と言葉を丁寧に紡いだ物語があります。これらの物語をイラストストーリー集の本の街として、案内人の猫のヌックのご案内と一緒に、時間を忘れて、お散歩してくださいませ。

Webコンテンツならではのページの終わりがないWeb創作物語としてWebサイトをリニューアルしました。

いつの間にか、どこかのページやイラストが増えたり、物語と物語の間に、主人公の猫ヌックと私が登場してお話しています。

この不思議な本の街の物語を楽しんでいただけるよう、日々、更新していきます。

どこからか、ふと立ち寄った誰かに読んでいただけたり、イラストを楽しんでいただけたり、そんな時間が誰かの支えとなり笑顔になれますようにと創作しています。

今日も明日も、素敵な1日となりますように。

Messagediary

Ringo イラストストーリー創作作家

古典文学や芸術、音楽、動物たち、大切な人たちと自然を楽しむことに生きる楽しさをいただいており、その時々の心の動きを、動物たちの姿を借り、日々の暮らしの中の様々な感情を言葉にし、描いています。

子どもたちの無邪気なかわいさに微笑み、時に訪れる命の別れの切なさ、都会の喧騒の中では気づかないような小さな喜びの感情を感じています。それは野道に誰に気づかれることもなく健気に咲いている小さな花のような、そんな花のような刹那に生きる感情を集めたイラストストーリーをブーケのように贈りたい。

この小さな世界が、誰かの優しい気持ちになれますように。

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