不思議の国のアリスのあらすじについて
Ringoの「不思議の国の午後3時のお茶会」は、「不思議の国のアリス」から2次創作しており、オリジナル創作として、午後3時に閉じ込められたアリスと住人たちのお茶会の物語です。(Ringo作品:不思議の国の午後3時のお茶会が不思議の国の午後3時にアリスを閉じ込めたというテーマで、お茶会のことばかり考えるキャラクターを描いています)


まず、私が幼い頃から読み続けている大好きな物語、原作の「不思議の国のアリス」についてのお話です。有名なお話ですが、「不思議の国のアリス」ってどんなお話だっけ?と、まずは原作小説ご紹介です。※ネタバレご紹介、ご注意ください。ネタバレが気になる方は、以下はご遠慮お願いします。
『不思議の国のアリス』(ふしぎのくにのアリス、Alice’s Adventures in Wonderland)は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドドソンがルイス・キャロルの筆名で書いた児童小説。1865年刊行。幼い少女アリスが白ウサギを追いかけて不思議の国に迷い込み、しゃべる動物や動くトランプなどさまざまなキャラクターたちと出会いながらその世界を冒険するさまを描いている。キャロルが知人の少女アリス・リデルのために即興でつくって聞かせた物語がもとになっており、キャロルはこの物語を手書きの本にして彼女にプレゼントする傍ら、知人たちの好評に後押しされて出版に踏み切った。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
もう150年以上も前の作品です。不朽の名作として、少しも色あせない作品で世界中の多くの人々を魅了し続けており、またアニメや映画、テーマパークなど、様々な作品が不思議の国のアリスをテーマとして取り入れた作品を作っており、私もその1人です。オススメの本は、小さな本の案内人の中でもご紹介しています(不思議の国のアリス 1/100冊)


私が小説を初めて読んだのは小学生で、長くてなんだかよく分からないけれど、初版本を手がけたテニエルの挿絵に惹かれ、世界への入り口を知ってるかのような独特な優越感を感じていました。想像を愛することを教えてくれた大切な一冊です。子供なのに大人っぽい顔のアリス、つかみどころのない横暴で個性的な登場人物たちについては知っている方も多いかと思いますが、あらすじを簡単にご紹介です。
ある日の昼下がりに、アリスという7歳の女の子が、懐中時計を持ったチョッキを着た白うさぎを追いかけているうちに穴に落ちたことから、不思議な国へと迷い込み、「私を飲んで」と書いてある小瓶を飲むと体が小さくなったり大きくなったり、キノコを食べると首が伸びたり、三月ウサギと帽子屋との奇妙なお茶会に参加したり、トランプの国のクロッケーの試合をしたりと、裁判に参加したり、と、不思議な住人たちと不思議な体験を次々にしました。様々な冒険の体験によってアリスは成長していきます。しかし、それはアリスの夢のお話でした。
現実の世界の女の子が夢を見ていた、という夢オチですが、しかし、物語の魅力は登場人物の個性(横暴な言動が目立ちますね)、混乱するようなユーモアな言葉遊びにあります。そもそも夢は、ちぐはぐなので、共感を感じ、また何回か読むうちにこのちぐはぐな混乱する不可解さがクセになります。読む年齢によって言葉遊びが理解ができる部分も増え、キャラクターたちの名言が心に届き、自分もそれだけ成長したのだと感じれる一冊です。
私のイラスト作品は、お昼でもない夕方でもない不思議な時間の午後3時に、アリスと不思議の国の住人が閉じ込められてしまい、そんな狂ったお茶会をテーマにしました。
これは原作の第7章「狂ったお茶会」の場面から広がったお話です。原作の第7章では、帽子屋と三月ウサギ、眠りネズミとともに、6時で止まったまま、終わることのない「狂ったお茶会」を開いています。

「狂ったお茶会」の時間に閉じ込められるという怪しい魅力の虜となり、私なら午後3時がいいな、だって3時はおやつの時間。そんな甘く楽しいゆったりとした時間のお茶会になら閉じ込められたいわ、希望が叶って狂った午後3時に招待状が届いたら、私はお茶会を楽しむことはできるのかしら・・と、私=アリスを閉じ込めながら、さらなる想像を膨らまして描いています。
アリス
帽子屋と三月うさぎ
チシャ猫
白うさぎ
赤の女王様
トランプの兵隊
ドード
ハンプティダンプティ
カエルの執事
(次回更新までお待ちください)
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