第1話:クィーンマリーのミルクティードレスのお話


Marshmallow2世- ロンドン裁縫通りで働く猫王室ご用達のハリネズミの仕立て屋

マシュマロ2世・マシュ 高級テーラー・洋裁師

Ringo×ふらんしゅこっぺコラボレーション:本ストーリーに登場する帽子は、RingoFabric公式作家でドール服作家ふらんしゅこっぺさんが監修・製作しています。私たちは、小さな物語とお洋服をつくっています。この世界を楽しんでくれるたくさんの仲間が増えますように。

英国猫王室御用達の仕立て屋のハリネズミのマシュ。マシュマロ家2代目のテーラーです。マシュはお姫様向けのお洋服が専門です。マシュマロ1世のお父さんのマロは、男性向けのお洋服や兵隊服が専門です。猫王室にマシュとマロは、月に一度、訪問してお洋服のリメイクやご相談会も行なっています。

第1話:クィーンマリーのミルクティードレスのお話

英国猫王室御用達の仕立て屋のマシュは、

まだ小さかったアンナ姫さまが
初めてのお友達CoCoちゃんのお誕生会にお呼ばれした時に

ポケットにアンナ姫が大好きな苺がぶら下がった真っ白でフリルがたっぷりのエプロン付きドレスを仕立てました。

ところが、アンナ姫は、お誕生日会で涙を浮かべて帰宅しました。

実はお洋服に紅茶をこぼしてしまって、

教育係りのメーダーさんに、こっぴどく怒られたそうです。


それ以来、お洋服は、黒や茶色を選ばれるようになりました。

”茶色のお洋服にしてね、ううん、フリルはいらないの、また引っ掛けてしまうから・・”

汚れても大丈夫なように・・・怒られないように・・・と。

本当は、アンナ姫は、白やピンク、明るい色が

大好きなことを知っているハリネズミのマシュは、

仕事仲間でもあるブラウンシュガーのおばさんのところへ相談に行きました。

“ねぇ・・どうしたらいいだろう、自分らしくいて欲しいんだ。あんなに怯えて、お洋服を選ぶなんて・・・”

“そうね、、、とっておきの秘策があるわ。”

レース編み職人の野ネズミのブラウンシュガーさん

と、言いながら、ブラウンシュガーさんは、マシュに紅茶を淹れてくれました。

そして、紅茶に、ゆっくりゆっくりとミルクを注いでくれました。

すると、琥珀色の紅茶にミルクが溶け込んで、優しい乳白色に変わって行きました。

”さぁ、わかったかしら?英国の女王さまは紅茶がお好きよ。”

“そうだ!紅茶染め!”

英国猫王室の第4代女王マリーは、ご自身が開発した紅茶(のちにクィーンマリーティーと呼ばれています)で、生地を染めるお召し物を好んで着ており、今では伝統として受け継がれています。

ロンドンキャットの猫女王について | 第4代猫の女王マリーは、シュー王子とシャルロット妃の第1子・長女として誕生し、公爵エクレと結婚し、マカロン(第1子/第1王女)、マーガレット(第2子/第2王女)2人を出産しました。ところがマリーが在位中に行方不明となり、マカロンが王位を継承しました。第5代猫の女王マカロンは、公爵レトロンと結婚し、アンナ(第1子/第1王女)が誕生しました。アンナは王位継承第1位として宮廷内で養育されています。

そこでマシュは、大急ぎで工房に戻って、

ドレスのスカートの裾を伝統のクィーンマリーの紅茶で染めました。

汚れても大丈夫。ほんのり紅茶染めです。

「拝啓 プリンセスアンナ ご注文いただいていましたお誕生日会のドレスが仕上がりました。クィーンマリーの紅茶染めです。これで紅茶がこぼれてもお気になさらず、めいっぱいお誕生会を楽しんでいらしてくださいね。紅茶に染まることは我々英国人にとって誇りですから。 敬具 ハリネズミの仕立て屋マシュ」

甘く優しく可愛いものが大好きなアンナらしく、そして気品ある伝統を取り入れた仕立て屋マシュのドレスが出来ました。

お手紙を添えて、ドレスは、アンナのところへ届けられました。

6月25日のCoCoちゃんのお誕生日会が、とっても楽しみですね。

猫王室ご用達仕立て屋マシュ:クィーンマリーのミルクティードレスのお話

ドレス製作協力:RingoFabric 公認公式作家 ドール服作家 ふらんしゅこっぺ様

本ストーリーに登場したクィーンマリーのミルクティードレスは、ふらんしゅこっぺさんのオンラインストアでオーダーにてご購入いただけます。どうぞ物語の世界をお楽しみください。https://www.creema.jp/item/11036760/detail

本ストーリーに登場するふらんしゅこっぺさんが作ったお誕生日会ドレスは、RingoFabricのオックスSweetsCoCoちゃんの生地を使用しています(全国手芸店さんにて発売中)スィーツが大好きな猫のCoCoちゃん生地を楽しんでくださいね!

生地屋のドッテンガムさん
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